〝平均〟が好き

連載特集「『隣り』の研究」で静岡県をとりあげた毎日新聞(1994.5.2)の見出しには「静岡県は〝平均〟が好き」と大きく記されていました。

これに続いての説明では「穏やかな気候に恵まれた静岡県は、何ごとにつけても突出することがなく、中位なのだそうだ。地理的条件も経済活動も、そして、人柄も……。『平均県』の素顔を探ろう」とあります。

この文章など、静岡の風土と人の特徴を極めて簡潔によくまとめているといっていいです。

「静岡の学生は整列させると、いつも真ん中に来るが、大多数はごく普通の学生で、目立つことはしない」ともいわれます。

そして、静岡の人々の暮らしぶりからは、真ん中、中庸、平均、無難、といった言葉が浮かんでくると結んでいます。

この記事の中で指摘されているところでは、なぜか各種の統計数字も日本の中で中位であることを示すものが多く、一人当たりの県民所得は47都道府県の中でも全国平均に最も近いといいます。

こうした平均的という特性を生かして、JTでは、新発売するたばこの需要の見込みを調べるのに、静岡県でテスト販売する場合がしばしばあります。

他の業界の場合も同様で、テストマーケティング業界では静岡県は貴重な存在なのです。

静岡県の交通事故に強い弁護士