マジックカットのしくみ

醤油やつゆ、ワサビ、からしなどの調味料が入っている小さな袋のなかには、指定された端のどこからでも手で簡単に切って開けることのできるパッケージのものがあります。

旭化成ポリフレックス(現在の旭化成パックス)が開発したマジックカットという製品で、どこからでも切れる袋です。

開封用の切れ目もないのに切れるのは不思議ですね。

一般的につけられるノッチと呼ばれる切り口が袋についていませんが、袋の縁のシールの部分にローラーで0.2~0.3mmの穴を開けていて、それが切り口の代わりになるのだといいます。

ワサビの袋の穴は1ミリ弱の間隔で1辺にだいたい3×50列で、マジックカットの製品は刺身用ワサビの袋などでは7~8割のシェアを占めるそうです。

特許取得後は、ライセンス契約により他社でも製造が可能となりました。

視力の弱い人でも開封が簡単なので、ユニバーサルデザインでもあり、国内での年間売上は数百億円にもなるそうです。

ところで、1999年に共同印刷が発売した商品に、袋の縁以外であってもどの位置からでも切れる袋イージーオープンバックというのがありましたが、全く売れませんでした。

こちらは、おかしな場所からでも開けやすいため、特定の位置から開封したい製品に向かなかったようです。