〝平均〟が好き

連載特集「『隣り』の研究」で静岡県をとりあげた毎日新聞(1994.5.2)の見出しには「静岡県は〝平均〟が好き」と大きく記されていました。

これに続いての説明では「穏やかな気候に恵まれた静岡県は、何ごとにつけても突出することがなく、中位なのだそうだ。地理的条件も経済活動も、そして、人柄も……。『平均県』の素顔を探ろう」とあります。

この文章など、静岡の風土と人の特徴を極めて簡潔によくまとめているといっていいです。

「静岡の学生は整列させると、いつも真ん中に来るが、大多数はごく普通の学生で、目立つことはしない」ともいわれます。

そして、静岡の人々の暮らしぶりからは、真ん中、中庸、平均、無難、といった言葉が浮かんでくると結んでいます。

この記事の中で指摘されているところでは、なぜか各種の統計数字も日本の中で中位であることを示すものが多く、一人当たりの県民所得は47都道府県の中でも全国平均に最も近いといいます。

こうした平均的という特性を生かして、JTでは、新発売するたばこの需要の見込みを調べるのに、静岡県でテスト販売する場合がしばしばあります。

他の業界の場合も同様で、テストマーケティング業界では静岡県は貴重な存在なのです。

静岡県の交通事故に強い弁護士

伊豆諸島が東京都の管轄となった経緯

伊豆大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島など100余りの島からなる伊豆諸島の行政区画は東京都です。

伊豆諸島は複雑な軌跡をたどってきた歴史があり、鎌倉時代には伊豆国の所領となっていて、代官が置かれ、本土に支配されていました。

江戸時代には幕府の直轄地とされ、流刑地となっていました。

1870(明治3)年に韮山県の管轄となりましたが、翌年には足柄県の管轄に、5年後は静岡県の管轄となるという経緯をたどります。

そして1878(明治11)年に東京府(現・東京都)に組み込まれることになりました。

離れた島々が東京都になったのは、軍事的な理由が関係しています。

首都である東京が海上から攻められることになった場合には、軍隊は南の海上に位置する伊豆諸島を通ってくる可能性があり、敵の動きを察知する監視体制を整え、守りを固めるために政府は伊豆諸島を東京の管轄としたのです。

東京府の管轄がそのまま東京都に受け継がれたというわけです。

第二次世界大戦後、伊豆諸島は連合国軍総司令部により日本政府から切り離されましたが、2か月後には日本の領土に戻り、政府により各島の港湾施設の整備が整備されて本土との交通網が充実することとなりました。

ワゴン販売

何かビジネスを始めたく、自分のお店を持とうと思いワゴン販売を始めたとします。

新たに店舗を構えるとなると相当な資金が必要となりますが、店舗を持たないワゴン販売なら開店資金も比較的少なくて済みそうです。

しかし、このような無店舗販売で商品は売れるのか、利益を出して店を潰さずにやっていけるものだろうかという問題があります。

たとえば、ワゴン販売のひとつに焼き立てメロンパンの店があります。

この場合、たいていフランチャイズ制になっているので、開店資金としてまずは50~100万円程度の入会金が必要となり、さらにワゴン車を購入する代金として仕様によりますが300~600万円ほどかかります。

これらの費用をローン払いにして売り上げ代金から返済する形をとれば、自己資金が0円だとしても開店することはできます。

売り上げを見てみると、売値が120円、仕入れが60円で1日1000個、月30000個売れたとすると粗利は180万円程度になります。

ここからガス代や包装紙など消耗品、ワゴン車のローン代、場所代などの経費を差し引いても月100万円は残ることもあるそうです。

ただ、このような単品販売は話題性が重要なので、話題性がなくなりお客さんが集まらなくなってしまう危険はあります。

ルビーとサファイア

ルビーは7月の誕生石で、その赤い色から情熱や勇気を表すとされています。

燃えるような赤いルビーとは対照的ともいえる青いサファイアは、賢明さや誠実さを表すとされます。

この2つの宝石は、鉱物学的にはどちらも六方晶系という結晶系に属する酸化アルミニウムの結晶で、じつは色が違うだけで同じものです。

ルビー、サファイアともに硬度は9で、これはダイヤモンドに次ぐ硬さであり、他にも比重や屈折率なども同じです。

色だけは異なりますが、ルビーの色が赤いのはクロムを含んでいるからで、サファイアが青いのは酸化アルミニウム以外に微量の二酸化チタンと酸化鉄を含むからです。

サファイアは青色のほか無色透明なホワイト・サファイアや黄色のゴールデン・サファイアなどもあり、赤いルビー以外はすべてサファイアとなります。

サファイアはルビーを除いた酸化アルミニウムの六方晶の総称なのです、

かつては宝石のなかでもルビーやサファイアはとても貴重なものでダイヤモンドに次ぐ宝石とされていましたが、火炎溶融法による人工合成ができるようになってからはたくさん作られるようになりました。

高い硬度のため、レコード針や腕時計など精密機械に利用されています。

モミジはカエデの一種

モミジは漢字で紅葉、黄葉と書き、紅葉することや紅葉した葉のことを指します。

紅色も黄色もモミジといいますが、もともとは赤く染まることだけをモミジと言っていたのが、どちらもモミジと言うようになったそうです。

モミジはカエデの一種ですが、日本で紅葉の一番美しいのがカエデなので、紅葉の代表をモミジといって区別して呼んだとされています。

小さな赤ちゃんの手のことをモミジのような手と言いますが、これは紅葉したカエデにたとえたようです。

ほかに区別が難しい植物として、ササとタケがありますが、どちらもイネ科タケ亜科に属する植物で、明らかな区別はなく、一般的に大きなものをタケ、小さいものをササと呼んでいるそうです。

高く伸びるのがタケで小さなものがササという違いです。

タケは「高い」が転じて名前がつけられたと言われ、ササは「ささやか」という言葉がありますが、その小さいという意味の「ささ」からつけられたとも言われています。

タケは笛や尺八などの楽器や、釣り竿、かごなどの日用品などに利用され、ササは、実が家畜の飼料とされ葉はちまきをくるんだりするのに使われます。

ササもタケも古くから日本の人々の生活に役立ってきたのです。

マジックカットのしくみ

醤油やつゆ、ワサビ、からしなどの調味料が入っている小さな袋のなかには、指定された端のどこからでも手で簡単に切って開けることのできるパッケージのものがあります。

旭化成ポリフレックス(現在の旭化成パックス)が開発したマジックカットという製品で、どこからでも切れる袋です。

開封用の切れ目もないのに切れるのは不思議ですね。

一般的につけられるノッチと呼ばれる切り口が袋についていませんが、袋の縁のシールの部分にローラーで0.2~0.3mmの穴を開けていて、それが切り口の代わりになるのだといいます。

ワサビの袋の穴は1ミリ弱の間隔で1辺にだいたい3×50列で、マジックカットの製品は刺身用ワサビの袋などでは7~8割のシェアを占めるそうです。

特許取得後は、ライセンス契約により他社でも製造が可能となりました。

視力の弱い人でも開封が簡単なので、ユニバーサルデザインでもあり、国内での年間売上は数百億円にもなるそうです。

ところで、1999年に共同印刷が発売した商品に、袋の縁以外であってもどの位置からでも切れる袋イージーオープンバックというのがありましたが、全く売れませんでした。

こちらは、おかしな場所からでも開けやすいため、特定の位置から開封したい製品に向かなかったようです。